植物をもっと知りたい！と思ったら、どうしても「専門の植物用語を覚える」という壁にあたるときがきます。ですが、植物用語を初心者向けに、カラー写真で解説している本は意外と少ないのです。

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植物の「葉」という器官だけをみても、専門の植物用語がいっぱいあります。

例えば、「複葉」と「単葉」、「互生」と「対生」、「葉身」・「葉柄」・「托葉」など

さらには「鋸歯」や「葉序」、「普通葉」や「鱗片葉」なんてのもあります。

 

本書では、このような植物用語がカラー写真を用いて解説されています。

また、解説には私たちが身近で見ることができる植物が使われていて、著者の気遣いを感じます。

私も植物に興味を持ち始めたころは、本書を片手に植物用語の勉強をしていました。

 

なお、本書の「まえがき」には

“多岐にわたる植物用語の中から、主に野外観察に関わりのあるのもを選びました。”

と書いてあるので、植物用語をすべて網羅しているわけではないようです。

そのようなわけで、植物に関心をもつ一般の方向けとしてお勧めさせてください！

 

この本の紹介者： 樹木医　太田勝也