有限会社太田造園

造園関係図書室

No. 31 決定版! グリーンインフラ

グリーンインフラって言葉を初めて聞きました。自然がもつ多様な機能をインフラとして利用するという新しい概念。このグリーンインフラを社会に実装できれば、それぞれの地域が抱える社会問題を解決する可能性があるかも!?

 

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グルーンインフラという言葉とその概念を知って、個人的にけっこう衝撃を受けました。造園・自然関係の本では、今年一番かもしれません・・・

 

この本ではグリーンインフラのことを「自然が持つ多様な機能を賢く利用することで、持続可能な社会と経済の発展に寄与するインフラや土地利用計画のこと」と定義しています。

 

グリーンインフラのすごいところは、自然が持つ多様な機能をしっかりとインフラとして評価しようという新しい考え方だと思います。仕事として緑地管理をして、自然と接している自分としては、これからぜひ広まってほしいです!

 

自然は賢く利用すれば、治山治水や水源確保、自然エネルギーの供給、防災減災、レクリエーション、健康増進、地域コミュニティーの形成など様々な機能があります。

 

そのたくさんの機能が「グリーンインフラ」として評価され、さらにAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)などの最新テクノロジーと融合することができれば、それぞれの地域が抱える社会問題を解決できる可能性があるのかも?そんなふうに思います。