☆アーボリカルチャー技術の導入 blog number. 54

こんにちは、太田勝也です。
このたび、補助金を受けてアーボリカルチャー技術を本格的な導入を実行しました!
(導入といいますが、道具類の充実を図ったということになります。)
まず、アーボリカルチャー技術とは??
アーボリカルチャーとは欧米を中心に発展してきた樹木の管理技術の総称であり、日本では樹芸学ともいわれています。
以下のサイトを見て頂ければアーボリカルチャーのイメージをつかんでもらえるとか思います。
(株)アーバンフォレストリ- → http://urbanforestry-japan.com/
アーボリストトレーニング研究所 → https://www.japan-ati.com/
太田造園では、主にこの2団体の研修を受講しながら、アーボリカルチャー技術を段階的に導入しております。
こちらが、これまでに太田造園でそろえてきた道具たちの一部。シンプルで基本的なもので、現場の状況によっては不十分な場面もありました・・・
ここ数年間、試験的ではありますがアーボリカルチャーの技術を取り入れてきました。
その結果、林業とは無関係と思われえる新座市エリアでもある程度の需要があることもわかりました。
また、このアーボリカルチャーの技術・考え方を取り入れることにより、
より質の高い樹木管理技術を、新座市エリアに提供することができるだろうと思っています。
そして、今後は様々な現場にも対応するために、思い切って道具類の充実を考えていたところでした。
ただ、私どものような小規模事業者としては、高価な道具類を一度に調達することは資金面で不安がありました。
ですが、このたびは新座市商工会の支援のもと、持続化補助金が採択されたことで思い切って購入することができました。
そんな経緯もありまして、宣伝の意味も含めまして、
今回導入したアーボリカルチャーの道具たちを紹介をさせて頂きます!
さて、8月の終わり、発注させて頂いた道具類が届きました!ダンボール箱が6個!!
早速開封して、スタッフで納品&検収作業行いました。
補助金を受けて買った道具です、納品状況もしっかり記録に残します。
まずは枝や幹を吊るすためのロープ類です。リギングロープと呼ばれます。
そして、ロープ類を機能させるための器具たち。滑車や制動機類ですね。アーボリストブロック、ポータラップと呼ばれています。
こちらのカラフルなロープは、アーボリストブロックやポータラップを取り付けるためのスリング素材です。自分たちで加工して使います。
こちらは、持ち運びしやすい小型の手動ウインチ。リギングロープを巻き上げる装置です。これがあると作業計画の幅が広がります。
これは、5倍力システム。こちらもロープの巻上げなどに使う器具のセットになります。
スローラインセットと呼ばれるものです。ライン、ウエイト、スロバッグのセットですね。
このスローラインを投げて木の枝に引っ掛けるところから作業が始まります!
イメージはこちら→https://youtu.be/Vtc4M1i0A_E
このロープは人がぶらさっがって木に登るためのクライミングロープです。予算の都合上、1本のみ購入となりました。
新しく購入した道具は以上となります。
今後は少しづつ経験を積み上げて、より良い樹木管理を目指していきます!
※このブログは、造園業に馴染みのない一般の方々に、造園や樹木のおもしろさをお伝えしていくことを目的としております。私が造園の仕事や日常生活で発見したこと、考えていることなどを、気軽な文章で発信していきたいと思います!そして、このブログを読んだ皆様が造園や樹木に興味を持って頂ければ幸いです。