☆長瀞で地質・植生を学ぶ(埼玉研修 1日目) blog number. 47
こんにちは、太田勝也です。
2019.5.31 から3日間、樹木医26期生の埼玉研修に参加して参りました!
まず1日目は埼玉の観光地「長瀞(ながとろ)」。
埼玉に集まった樹木医一同は上長瀞駅に集合、そこから歩いて埼玉県が誇る「埼玉県立自然の博物館」に向かいます。
そうです、1日目は長瀞周辺の地質・植生を見学する予定です。
↑ 歩いてたどり着いた埼玉自然の博物館。個人的には樹木より化石や地質学の印象が強い博物館です。
↑ 博物館職員の方から、長瀞の自然について解説を受ける。
↑ 長瀞の岩畳は地質学的に有名なことは知っていましたが、日本一のユキヤナギの群生地でもあったのです。
ユキヤナギという樹木は庭木として普段から扱っていますが、自生地はこんな環境だったとは知りませんでした。
さて、博物館を簡単に見学したら、長瀞の岩畳とその植生を観察しに野外に移動します!
↑ 歩いていると「虎岩」とよばれる珍しい模様をした岩に遭遇。おそらく地質学的には貴重なものなのでしょう。
めずらしいものには、それっぽい名前をつける。そこは埼玉クオリティ・・・
↑ 岩畳の植生を観察しながら歩いていると、「秩父赤壁」という岩壁にたどり着きました。
赤壁といば、三国志の「赤壁の戦い」が歴史的にも有名で「レッドクリフ」という映画にもなりましたね!
そしてこの「秩父赤壁」は、その中国の赤壁を秩父クラスまでスケールダウンした感じ・・・さすが埼玉クオリティ。
↑ 博物館のホームページで埼玉に分布するカエデの一覧がありました。
日本に分布する28種類のカエデのうち、埼玉には21種類が分布しているそうです!
研修2日目は、カエデの宝庫である秩父の山を歩いて樹木観察をしてきたのですが・・・
その様子は次回のブログで書いていこうと思います。引き続きよろしくお願いします(^^)
※このブログは、造園業に馴染みのない一般の方々に、造園や樹木のおもしろさをお伝えしていくことを目的としております。私が造園の仕事や日常生活で発見したこと、考えていることなどを、気軽な文章で発信していきたいと思います!そして、このブログを読んだ皆様が造園や樹木に興味を持って頂ければ幸いです。