有限会社太田造園

造園関係図書室

No.15 緑の窓口 ~樹木トラブル解決します~

珍しい!!樹木医が主役のミステリー小説です。ミステリーといっても大事件が起こるわけではなく、樹木をめぐる人間ドラマといった感じ。2017年8月23日に発売されたばかりです。

←画像をクリックすると、Amazonで購入できます。

 

新設された「緑の窓口」への異動を言い渡された区役所職員の天野優樹。
えっ…、それって切符を買うところじゃ……。疑問を抱いたのも束の間、「庭にあるスギの伐採をめぐって家族仲がギスギスしています。なんとかしてください」との依頼が届く。そう、ここは市民の樹木トラブルを解決する部署だった!
花粉症で樹木嫌いの先輩・岩浪とともに依頼先に向かった天野。しかし、そこにはスギを愛でる先客が。
「柊紅葉といいます。樹木医です。」
清楚な美人の登場に胸をときめかせる天野だったが、事態は意外な展開を見せ……。

 

以上はアマゾンの商品の紹介文です!

実際に読んでみましたが、樹木関係の専門用語もちゃんと出てきてます。なにより、樹木をとりまく人間模様が軽いミステリーになっていて面白い。

 

主人公はさえない区役所職員、主役はもちろん美人樹木医、さらにイケメンの先輩上司や、地味だけど実は可愛い同僚女子など、登場人物もいい感じです。

 

笑いあり、涙あり、ほのぼのした物語です。この本が売れたらアニメ化するかも??

映画化するなら主人公は星野源?美人樹木医は・・・

 

樹木診断の専門的な部分については、多少無理があるかなぁという部分もありますが、小説なのでOKです!(やっぱり現場を見ないと判断できませんからね。)

 

でも、現実の樹木トラブルって解決するのは結構難しいんですよね~

 

この本の紹介者: 樹木医 太田勝也