モンクロシャチホコ ーサクラなどバラ科樹木の害虫ー
特徴:
モンクロシャチホイコはチョウ目シャチホコガ科の蛾です。
幼虫はソメイヨシノなどサクラ類やその他バラ科樹木を食害する。
とくに、サクラ類に集団発生する被害が目立ちます。
幼虫の発生は夏~秋にかけて年に1回。土の中で蛹越冬します。
成虫は6~8月に現れ、雌は葉の裏に卵塊を生みつけます。
卵から孵った幼虫が、夏~秋にかけて葉を食害します。
サクラ並木に異常発生し、サクラが丸坊主になることがあります。
防除法:
発生初期は集団で生活しています。集団がついた枝ごと切り取り、ビニール袋に入れて駆除します。
幼虫の発育が進んでいる場合は、農薬散布のほうが効果的となります。
使用可能な農薬として。
「トレボン乳剤」
「オルトラン水和剤」
※いづれも農薬の記載事項に従って、正しく使用してください。
参考文献:
・イモムシハンドブック 安田守 著 文一総合出版
・樹木医必携 応用編 小林亨夫 監修 (一社)日本樹木医会