有限会社太田造園

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☆スズメバチの洗礼   blog number. 20

こんにちは、太田勝也です。

 

今回は、キイロスズメバチの巣を退治した話を書く予定なのですが、

いかに面白い文章を書くことができるか!?そこが問題であります。

なので、ブログの内容について多少の脚色はぜひ許して頂きたい。

 

(本題に入る前に、造園業というのはハチの巣に遭遇する頻度がとても高い

業種であるということを基礎知識として理解してもらいたい。)

 

突然だが、あなたはスズメバチに愛された男を知っているだろうか?

 

おい、なんだよそれ!?という声がたくさん聞こえてきましたね。

みなさんよろしいですか。物事を自由に考えることは誰もが持つ権利であります。

ここもぜひ許して頂きたい。

 

あの日の出来事は今でも忘れることができません。

 

私は当時、大学の卒業論文でノスリという猛禽類の繁殖生態を調査するため

笹藪の中、一人で息をひそめながら望遠鏡を覗いていました。

決して誰かの部屋を覗いているわけではありません。ノスリの行動を観察するためです。

もちろん綺麗なお姉さんの繁殖生態も気になるところではありますが、

それでは論文が書けません。

 

なにはともあれ、私が息をひそめて覗いていると、

あのオオスズメバチが重低音を轟かせながら接近してきたのです!

 

彼は私の首にとまり、何かを確かめるように背中から腕へと這い進んでいきます。

20秒ほどでしょうか。彼は何事もなかったかのように飛び去ってゆきました。

想像してください、動いたら刺されるという恐怖。この時間はとても永く感じました。

 

この経験から私の中で根拠のないスズメバチへの信頼感が生まれたのです。

きっとこれがスズメバチの洗礼だったのかもしれません。

 

以後、私はアシナガバチには刺されても、スズメバチに刺されたことはありません。

まさに、スズメバチに愛された男!

 

そして先月、オオスズメバチから2度目の洗礼を受けました。

彼はまず私の頬にとまり、そしてこめかみのあたりを通り過ぎました。

この時ばかりは恐怖と不安でしゃがみ込んでしまいました(もう許してくれ!)

ついにはTシャツの袖口から服の中に入ろうとしてきました(さすがにそれはダメ!まだ心の準備が・・・)

 

そうこうしているうちに、彼は飛び去って行きました。なんと今回も刺されなかった。

 

私の中で、スズメバチへの信頼感はより確実なものとなったのです。

まさに、スズメバチに2度愛された男!

 

そんなわけで、最近の私はスズメバチとのシンクロ率が100%を超えています。

おかげで、先日はキイロスズメバチの巣を同時に3個駆除することができました。

ひとつの車庫に巣が3つもあったのですから、そりゃ大変です。

 

ここで、あまりオススメできないハチの巣駆除方法を

新世紀エヴァンゲリオンに例えながら説明しましょう。

 

ファーストインパクトは、巣の破壊作業。

高枝剪定鋏というロンギヌス風の槍を駆使して、巣を破壊します。

破壊方法は自由ですが、とりあえず巣を壊したら徹底的に逃げます。

「逃げちゃ駄目だ!」とか言ってる場合ではありません。

 

セカンドインパクトは、残党処理。

ハチ用殺虫剤スプレーを駆使し、巣を失い戦意喪失したハチたちを再起不能のするのです。

ハチ用殺虫剤スプレーを撒き散らすと、A.T.フィールドを発動した気分になります。

あまりに多用しすぎるとスプレーがすぐ無くなり、使徒の思う壺です。

 

サードインパクトは、経過観察。

この時点でスズメバチとのシンクロ率はかなりの数値になっています。

ここまでくれば、あえて何もしません。ただ、笑えばいいと思うよ。

 

任務が完了したら自宅に帰還します。

うちの初号機(ダイハツの軽)は免許があれば誰でも乗れるタイプの機体です。

家に帰るまでがハチ退治。安全運転でお願いします。

 

何を隠そう、私はエヴァをちゃんと見たことがありません。

でも、主題歌の残酷な天使のやつはサビだけならわかりますよ!

テレビアニメは1995年に放送していたらしいですね。

レンタルして見ようかな~でもそんな時間あるかな~