有限会社太田造園

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☆池の水ぜんぶ抜く!?  blog number. 42

こんにちは、太田勝也です。

 

皆様、テレビ東京の「池の水ぜんぶ抜く」という番組をご存知でしょうか?

ひと言で表すと「池の水を抜いてキレイにして、迷惑外来生物を駆除しよう!」といった趣旨の番組です。

 

テレビ東京は、番組をつくるお金がない分、面白い企画を考えることで人気番組をつくっている局だという話を聞いたことがあります。資金難をアイデアで乗り切る!私どものような中小企業としては、ぜひとも見習うべき姿勢ですね。

 

とはいえ、やっぱり池の水を全部抜くとなると、かなりの人手や道具が必要になります。もちろん、業者に頼むとなると資金面が大変です。そうなると、ボランティアを募って池を再生するイベントを実施する例が多いのではないでしょうか。

 

さて、そろそろ本題に移りますが、私はある小学校の池再生プロジェクトに参加しています!

 

この小学校には「ひょうたん池」とよばれる池がありますが、管理に手が回らず荒れ放題、子供が池に近づかないようにフェンスで囲って鍵をかけている状況でした。

 

そんな池をビオトープ的な環境に整備をして、子供たちが自然と触れ合える環境教育の場にしたいというプロジェクトです。

 

このプロジェクトですが、参加者は小学校の関係者だけでなく、生き物の専門家である東京農業大学の教授や、環境コンサル業の専門家、学生ボランティア、そして私のような造園業者も関わっています。

 

というわけで、先日この池の再生プロジェクトに私が初参戦してきました!その様子をこの場をおかりしてご報告したいと思います!

 

この日は、池の水を抜いて泥を洗い流す作業とあわせて、周辺樹木の剪定を大学生ボランティアと一緒に行いました。一応、樹木管理の専門家として私ともう一人の造園屋さんが呼ばれ、学生に指示を出しながら一緒に作業しました。

 

私たちは学生の指導役として呼ばれたわけですが、学生ボランティアさんに細かい指示は特にしませんでした。

池の完成イメージを共有しながら、ケガしないように、楽しみながら木を切る体験してほしいと思ったからです。

改めて思い返すと、池を活用した環境教育はすでに始まっていたのですね!

 

以下、作業写真を載せましたのでご覧ください!

 

↓ 本日のメイン作業。伸び放題だった低木類を小学生が池を見通せる高さまで強剪定。

 

↓ 剪定作業で大量の枝葉が発生。人海戦術で、葉は堆肥に、枝は薪として使えるように仕分け。

 

↓ こちらは、池の水ぜんぶ抜く班。小さい池ですが大変な作業です!

 

※もちろん、もともと池にいた生き物たちは、東京農業大学 竹内 教授の指導のもとすでに救出済みであります!

現在は小学校内の水槽の中で待機中です!

 

↓ 終盤には池の底が見えてきました!仕上げに泥を洗い流す!

 

2時間程度で本日の作業は無事終了!

 

後日、土壌シードバンクを期待して、とある自然豊かな場所から土壌を搬入する予定です!

さて、この池がどのように再生されるのか?お楽しみに!

 

関係者の皆様、この度はプロジェクトに参加させて頂きありがとうございました!

引き続きよろしくお願いします(^^)

 

↓ 最後に、池の水ぜんぶ抜きました!

 

※このブログは、造園業に馴染みのない一般の方々に、造園や樹木のおもしろさをお伝えしていくことを目的としております。私が造園の仕事や日常生活で発見したこと、考えていることなどを、お気楽な文章で発信していきたいと思います!そして、このブログを読んだ皆様が造園や樹木に興味を持って頂ければ幸いです。