No.16 葉っぱでわかる造園樹木図鑑 造園技能検定に出題される170樹種を掲載
造園技能士の検定試験には、樹木の枝を見て樹木名を判定する要素試験があります。この本には、要素試験に出題される170種が掲載されています。造園技能士を目指す方は、必須になるかもしれません。
造園技能士の検定試験には、樹木の枝を見て樹木名を判定する要素試験があります。
ちなみに、この要素試験が苦手だという方がけっこう多いのではないでしょうか?
この本には、そんな要素試験に出題される170種がピンポイントで掲載されています。
今後、造園技能士を目指す方はこの本が必須になるかもしれません。
とはいっても、やっぱり図鑑を見ているだけでは樹木の名前を覚えることはできません。
実際に本物の樹木を見て確かめないといけないポイントもあるからです。
どこかの大学の先生が「樹木を見分けられるようになりたいなら、はじめに理屈抜きで100樹種を覚えること」と言っていました。私もその通りだと思います。
どんな分野を勉強するにも、基本や基礎といった下地が大切になってきます。
例えば、英語を話したいと思ったら、英単語を覚えるところからはじまります。
数学だって、九九や公式を覚えることが基本になって難しい問題も解けるようになります。
歴史だって、いつなにが起きたのかその年号を頭に入れて、歴史の大まかな流れをつかんでいきます。
樹木だって同じことだと思います。
主要な樹種をある程度頭に入れておかないと、比較して見分けることができないのです。
幸いなことに、造園樹木というのは身近に植えられている樹種なので、探せばすぐに見つかるものが多いです。
この図鑑を持って、公園の木や街路樹を調べてまわれば、100種類くらいすぐに覚えてしまうはずですよ。
そんな私も、技能士の検定を受けてからけっこうな年数が経過しています。
この図鑑で勉強し直そうかと思います。
この本の紹介者: 一級造園技能士 太田勝也