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☆外来生物ナガミヒナゲシ   blog number. 15

こんにちは、太田勝也です。

 

近年、4~6月になるとオレンジ色の花をよく見かけるようになりました。

この草の名前はナガミヒナゲシといいます。

 

ナガミヒナゲシは外来生物です。

外来生物とは、海外から何らかの理由で日本にやってきた生き物のこと。

 

私の住む新座市ではこのナガミヒナゲシについて、以下のように注意を呼びかけています。

“ヨーロッパ地中海沿岸原産の一年草で、高さ20~60センチメートル、4月頃から6月頃に道端や空き地などで直径3センチメートルほどの薄いオレンジ色の花を咲かせます。特定外来生物ではありませんが、他の植物の育成を妨げる成分を含んだ物質を根から出すことから、特定外来生物と同様に生態系等に大きな影響を与える植物です。”

(新座市ホームページより→http://www.city.niiza.lg.jp/soshiki/15/gairaisyokubutu.html

 

ここで、「特定外来生物」という聞き慣れない言葉がでてきました。

 

説明が長くなるので詳しくは書けませんが、日本には外来生物法という外来生物に規制をかける法律があります。

そして、この外来生物法により「特定外来生物」というやつに指定されると、その生物の飼養等が規制され、

必要に応じて野外での駆除も行うことができます。また、外来生物法には「生態系被害防止外来種」という

下位のカテゴリーもあります。

 

さて、このナガミヒナゲシですが「特定外来生物」、「生態系被害防止外来種」のどちらにも指定されていません。

ナガミヒナゲシの繁殖力を考えると、指定されてもおかしくないと個人的に思っています。

 

では、なぜ指定されないのか?なんか大人の事情があるんじゃないの??

なんて、つい考えてしまいますf(^^)

 

ここからはあくまで個人的な推測ですので注意してください!

 

ナガミヒナゲシが見られる場所は路傍や公園、遊歩道などが多く、市内の雑木林では

あまり見かけないという印象があります。おそらく、ナガミヒナゲシは森林など比較的

自然の豊かな環境ではそれほど繁殖できないのではないかと思うのです。

 

生態系への影響があるのか?ないのか?なんともいえない状態なのではないでしょうか。

 

ただ、ナガミヒナゲシは人工的な環境で大繁殖するため、身近で目立つ存在なのは確かです。

みなさんもナガミヒナゲシを見つけたら、外来生物だということを思い出してください!