有限会社太田造園

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☆カキノキの切り株   blog number. 10

こんにちは、太田勝也です。

 

カキノキの伐採をしているとき、普段の伐採作業とは違う現象が起こりました!

なんと、チェーンソーで根株付近を切っている途中、切粉に黒いものが混ざっていたのです。

 

チェーンソーで腐朽が入った幹を切る場合、薄い赤茶色の粉が混ざることはよくあります。

しかし、今回は真っ黒!土を切ってしまったか!?と焦りましたが、それも違うようです。

 

作業後、切断面をよく見てみると、不思議なことに黒い模様が入っていました。

特に、中心の黒い部分は完全に腐っていました。

 

さっそく調べてみました。

どうやら、カキノキの材には黒い模様が混じることがあり、

そのような材はクロガキと呼ばれているそうです。

日本産の材で黒色をだすものは貴重で、このクロガキは重宝されているそうです。

 

残念ながらこのカキノキの場合、幹の上部には黒い模様はありません。

きっと、根株付近にだけ黒い模様が現れたのでしょう。

 

樹木の「材」は知れば知るほど面白いものです。

仕事がら木を切る機会には恵まれているので、

今後は切り株の写真をどんどん撮っていきたいです。